仕事エンジン が カカラナイ

抗がん剤治療も放射線治療もおわり、日常生活はフツウにおくれるところまで身体は復活したので、もういい加減、元どおりの生活に戻れるはずなのに、気持ちが復活しません。

仕事をする気力が湧いてこないのです。

気合だーー!
って自分に渇入れてもダメで、エンジンが、かからないのです。

  

今まで20年以上、仕事というものは私の隣に必ずあるもので、仕事をしていない生活っていうのはあり得ないわけで、なのに、こんなに仕事に向き合えない気持ちは初めてです。

仕事に向き合おうとすると余計なことが頭の中に湧いてきて、寝つけません。

 

情けない話です。(>_<)

—–

ワタシの心の中にある情けない気持ち・・・

 

・仕事を頑張りたいと思う気持ちはあるのに、いざ向かうと集中できない。

・新しく始めたい事業に失敗する気がして、着手するのが恐い。

・既存の仕事を高木に任せっぱなしで申し訳なく思っているが、引き受けようとすると胸が苦しくなる。

・関節痛が痛くて、思うように身体が動かない自分にイライラする。

・朝起きると、手がガチガチにこわばっていて恐い。

・ゴルフができるようになる日が本当に来るんだろうか。もしかして、もう一生、スポーツはできないのかも。

・2度も癌になっている自分は、癌になりやすい体質だから、近いうちに再発・転移してしまうだろうと思ってしまう。

・癌はストレスも大きな要因。過去2度の癌は仕事のストレスで発症したんじゃないか。仕事すると3度目の癌になってしまうのでは。

・父は54歳で亡くなった。私も父と同じぐらいに死ぬのかなあと思う。あと9年。後悔しないように生き切りたい。

・「死ぬことは生きることの延長」だから、生き切れば死ぬことは恐くないと思うので生き切りたいのだが、仕事に熱く取組めない自分に腹が立つ。

・自分は単に怠けているだけではないかと思うこともある。だとしたら、余計に情けないし、相方に迷惑かけてて申し訳ない。

・寝ようとすると、色々なことが頭に浮かんできてしまうので、寝たくない。 

 

—–

というようなことを、考えてしまう自分がいます。

カウンセリングの先生と一緒に、認知療法・問題解決療法という心理療法で、わたしの心が抱えている不安や心配事や悩みを解決するトレーニングをしています。

 

何でもいいからやれることをやり、やりたいことをやり、
生活のリズムを整え、薬のチカラも借りて適切な睡眠とるようにして、
不安に思うことについては、物の見方・考え方の角度を少し変えて考え直してみるトレーニングをしています。

 

恥ずかしい話です。

6月中旬ぐらいから、こんな感じだったのに、
とっても恥ずかしくって情けなくって、
ここに、自分の状況を正直に書けませんでした。

でもようやく、今の自分の状況を正直に吐き出せるようになったので、いい調子で良くなっていると思います。

—–

何でもいいから小さいことでもいいから、やりたいと思うことをやって、螺旋階段のように核心に近づいていきましょうと、P先生がアドバイスくださったので、ベランダ菜園を始めてみました。

20080802_beranda1

アップルミント

20080802_beranda3

青シソ

20080802_beranda4

パセリ、レモンバジル

20080802_beranda5

トウガラシ

料理にちょちょっと使える便利なものばかり。(^^)

モンチッチで出歩けるようになりました

抗がん剤治療が終わって約4ヶ月。
ツルッツルッに抜けた髪の毛は、1ヶ月に1センチのペースで生えていて、おおよそ3センチぐらいになりました。

先月、まだ2センチぐらいで高校球児みたいだったとき、思い切って地毛デビューしたにはしましたが、実は、その後もまだしばらくはバンダナしてました。

ツンツン伸びっぱなしだったし、この1年で白髪がすっごく増えちゃって、カッコ悪かったから。

ほら、↓こんなんだったの、1ヶ月前。

20080725_20080621_hair

 

あれから1ヶ月。
髪の毛が横に寝るぐらいになったので、先週、約1年ぶりに美容院に行ってきました。

20080725_20080721_hair

まあ、これぐらいだったらヨシとするかあってことで、
出歩いています。

20080725_20080722_nagasaka

モンチッチみたいだと、ツギちゃんに言われました。(^^)

後ろの方の髪の毛に比べて、前の毛が伸びるのが遅い。

髪の毛、あっという間に伸びちゃうものだったのに、待っていると、なかなか伸びてくれないもんですね。

抗がん剤治療に入る前、「治療が終わったら、すぐに生えてくるから。すぐに元に戻るから。」って、いろんな人が励まして言ってくれましたが、あれはウソですね。

すぐに生えてはくるけど、元に戻るには1年はかかるよ。
元に戻りたいとは思ってないけどね。

 

—–

ちょうど1年前の今頃、検査結果を待っていた時。
精神状態が最悪のときで、ノンやトコちゃんや志緒ちゃんはじめ、たくさんの人に、本当にお世話になったなあと思い出しています。

ここまで元気になりました。もう少しです。
ありがとうございます。

痛みを受け容れて、痛みに慣れる

全身の関節痛を少しでもコントロールするために、痛みのレベルグラフをつけて、いつ、どんな時に、どれぐらい痛いかを把握するようにしたところ、

一番痛いのは、朝起きた時と夜寝るとき。
朝起きた時などは、手の指がガシガシに固まっていて、布団の中でしばらくニギニギしてほぐさないと動きません。起きてしばらくは足の裏やかかとが痛くて、ヨボヨボ歩きです。

次に痛いのが、昼寝から起きるときや、床に座ったり床から立ち上がるとき。
意外と楽だったのが、料理などして動き続けているとき。

つまり、動き出しが痛くて、動き続けているときはそれほど痛くないということがよく分かりました。
痛みの様子は、関節リウマチや、更年期障害による関節痛に酷似しているようです。

 
 
少しでも痛みをやわらげるために

20080704_isu

床に座ったり床から立ち上がるときが痛いのなら、床に座らないようにすれば良い。
ってなことで、座るときは椅子に座るようにしました。

うちの食卓は座卓なので、座卓に椅子って変な感じだし、お行儀が悪いのですが、痛くなきゃ、それでいいじゃんか、と。
こうしただけで、日中に強い痛みを感じることがなくなったので、とっても楽になりました。

 
20080704_yoga

夜寝る前には、初心者向けの簡単なヨガで、全身をほぐしてから休むようにしました。

 
ほかにも朝起きてすぐに軽くストレッチして関節をほぐしたり、
女性ホルモンに似た働きをするといわれている大豆食品を摂るようにしたり、
コラーゲンを摂るようにしたり、

大きなことではないけれど、コツコツ続けられる範囲の努力をしています。

 
そんなこんなで、以前に比べて、痛みが弱くなったわけではないけれど、
痛みに耐えるのが楽になった気がします。

 
—–

この関節痛を治したくて、検査してもらったり、ドクターやナースに聞きまくったり、ネットで調べたり、出来ることは全部やったけど、残念ながら、原因さえも抗がん剤副作用なのかホルモンバランスなのかハッキリしないし、これはどうも、どんな薬を飲んでも、何をやっても、たぶん、治るということはないようです。

 
ビジネスの世界などでは、「諦めなければ必ずできる」と言って、自分でも今まで何事も諦めないことが大切と思ってきましたが、

人生においては、諦めなければならないこともあるんだなー、これが。

 
いつまでも痛みの原因探ししてもムダ。

出来ることは全部やったし、これからもコツコツ続けられることは続けるっちゅうことで、

今の痛みの現状を、観念して受け容れることにして、

時間とともに慣れるようにしようと思います。

そのうち、肩こりや腰痛のように感じることができるといいな。

 
—–

青魚もいいけど、ときどき肉もネ。
 
20080704_buta

豚冷しゃぶと野菜たっぷり

新タマネギはこれが最後かな