今週の土曜日、7月21日、午後1時から、浜離宮朝日ホール・小ホールにて、
NPO法人 健康と病いの語りディペックス・ジャパンでは、
総会記念シンポジウムを開催します。
シンポジウムタイトルは、
がんを生き 病いを語る
患者の語りがもたらすもの ~前立腺がんの語りから~
ディペックス・ジャパンが、がん患者の体験談・語りデータベースの構築に着手して今年で丸5年。
乳がん患者約50名の語りウェブページに加え、
前立腺がん患者約50名の語りウェブページも完成しました。
これを記念して、泌尿器科・国立がんセンター名誉総長でもあり、
がんを患う最愛の奥様を支えられご自宅で看取られた、垣添忠生さんをお招きして、
「がんと人間と社会」をテーマにお話しいただきます。
まだお席に余裕がありますので、どうぞいらしてください。
垣添先生の生の講演を聞ける機会は、そうはありませんので、ぜひ!
また、垣添先生の講演の次には、
前立腺がん患者で、語りにご協力くださったお二方にご登壇いただき、
お話しをうかがいます。
当日まで予定が決まらない方、たぶん、当日ドタ参加されても
大丈夫ですので、ぜひいらしてください。(^_^)
私も、入院さえしていなければ・・・
明日、木曜日まで、病院からお呼びの電話がこなければ、
今週中の入院はないはずなので、
そうしたら、もちろん裏方参加して、たぶん、写真撮影を担当していると思います。(^_^)
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ご講演いただく垣添先生のこと、
私はつい最近まで(今回のシンポジウムの企画が決まるまで)、
存じ上げなくて、やっと著書を拝読させていただきました。
ラジオやテレビで大反響、話題になった理由が分かりました。
本の裏表紙には、こう書かれいます。
『駆け落ちまでした恋女房と40年、やっとのんびりできると思った定年間近。
リンゴの種ほどの影が妻を襲う。
がんは猛烈な勢いで命を奪っていった。
がんの専門医でありながら最愛の人を救えなかった無力感と喪失感
---著者は酒に溺れ、うつ状態に陥り、ついには自死まで考えるようになる。
その絶望の淵から医師はいかにして立ち直ったのか、
心の軌跡を赤裸々に綴った慟哭と再生の体験記。』
媒体こそ違いますが、
垣添先生の病いの語りであり、人生の語りですね。
奥様をどれほど慈しんで愛しておられたか、痛いほど感じます。
新人医師が、勤め先の病院の入院患者、しかも12才年上の既婚女性にぞっこん惚れて、駆け落ちして結婚。って、どれだけ情熱的なんでしょう!
日本のがん治療の、いわゆるトップにいて、最愛の奥様をがんで亡くされる、その辛さがどれほどだったか。
そんなドラマチックで過酷な経験をされた垣添先生が、
ご自分の体験を書籍にされ、
また、こうやってたくさんの人に向けてお話しをされる。
自分の経験を自分で語る。
それは、聞く人に勇気や励ましや慰めや助けを与えますが、
垣添先生ご自身にも、大きな何かを、もたらしているのではないかと、
そんなことを考えながら、
垣添先生の生のお話しを聞きたいです。
入院は来週からになりますように!(祈)
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