眠れない!おかしい

6月27日に予想外の乳がん告知を受けてから、癌の進行度(ステージ)が気になって寝付けなくなってしまった。

睡眠不足がつらいのではなく、寝付けなくなった自分がはがゆくて、許せない気持ちがしてたまらない。

看護師でもあり乳がん経験者でも親友にメールで助けを求めてみた。
 

【わたし → ノン】

ノン、水曜日に癌だろうと医師に言われてから
ステージが気になって眠れないの。困った。

7年前の子宮頸がんのときにも癌宣告は受けているから
2度目なはずなのに、前回とは全然違う。

前回は0期だったから、術後は何もなくって経過観察だけで
医師からも限りなく100%に近く安心していいと言われたから
ショックはショックだったけど、叩きのめされたわけじゃなかった。

今回はちと事情が違うので、なんか色々考えすぎてしまうみたい。
こういう状態っていうのは、誰でもそうなるもの?

来週の水曜日には針生検の結果が分かるはずだけど、
それまでは、悶々とした状態を黙って我慢するしかないのかなあ?
なんか良い対処方法はないものかしらん?
あったら教えてほしいの。

【ノンからの返信】

> 2度目なはずなのに、前回とは全然違う。

2度目だからでは?

私は、乳癌の告知よりも2年目の胸郭リンパ節腫脹、いわゆる
4<6で癌再発と言われた時は、その日から外出できなかった
し、夜も寝られなかった。

1度目は、怖さとか何も知らず少しづつ知識が増えていき心の準
備もできたと思う。
だけど、2度目は既にステージ(0期〜)とか知っているわけだか
ら、必要以上にあれこれ考えてしまうでしょうし・・・・。
考えないようにと思っても考えてしまうのは無理ないと思う。

> 来週の水曜日には針生検の結果が分かるはずだけど、
> それまでは、悶々とした状態を黙って我慢するしかないのかなあ?
> なんか良い対処方法はないものかしらん?

私は、手術前から勤務先の心療内科のDrに相談し「睡眠は優先的
にとった方がいい」とのことで、軽い精神安定剤を処方しても
らい服用していました。

手術後は、ホルモン療法で更年期様症状に悩まされていたので
乳腺外科のDr紹介で漢方外来にかかり、漢方薬で安定剤をも
らっていました。(今でも通院しています)

手術前日にも睡眠導入剤を術前薬として飲ませられるくらいだ
から少し薬を使ったらどうかな?とは思う。

できることなら、乳腺外科で処方してもらった方がいいけど
無理なら市販の軽い睡眠導入剤を使ったらどうかな?
睡眠がとれないと自律神経のバランスを崩すから・・・・

お酒は飲まず、ホットミルクやハーブティ等暖かい飲み物をゆっ
くり飲んだりお風呂にゆっくりつかるのは、気分は晴れないけ
ど体は少し楽な気がしました。
禁煙は続けてね!

針生検の傷跡とアザ

6月27日に右胸に針生検を行っあとの、傷跡とアザの経過を観察してみました。

針生検のことをネットで調べたら、「痛みはほとんどない」「傷跡は残らない」という説明をよく見たのだが、ワタシの場合かなり痛かったので、(痛みはほとんどないなんて違うじゃん)と思ったわけで、ってことは、傷跡も多少は残るのではないかと疑ったわけです。

医師からは事前に、場合によってはアザが出ることと、小さな傷跡ができるが、両方とも自然に消えると説明を受けました。

【針生検 当日】
当日は大きな絆創膏を貼ったままにして、入浴・シャワーを控えた。

【針生検 1日後】
朝、大きな白い絆創膏を剥がした。
入浴は控えシャワーだけにしておいた。

傷跡:太い針を刺したところに3ミリほどの赤い跡がある。切り傷とも違い、小さい穴があいているのが分かる。穴の中はまだジュクジュクした感じがする。

アザ:乳首の右横(たぶん、シコリがある場所の頭頂部だと思う)に、1センチほどの内出血の跡ができた。

【針生検 2日後】
湯船には下半身浴だけ、シャワーにしておいた。

傷跡:赤みはまだある。穴の中のジュクジュクはまだあるが少し乾いてきた感じ。

アザ:内出血の跡の紫色は8割ひいて、そのかわり、黄色のアザになってきた。

【針生検 3日後】
湯船には下半身浴だけ、シャワーにしておいた。

傷跡:赤みはまだあるが、穴の中のジュクジュクはほとんど気にならなくなってきた。

アザ:紫色はほとんど消えたが、黄色のアザが大きくなり直径3センチほどになった。

【針生検 4日後】
4日後から入浴は、ふつうの入浴に戻した。

傷跡:穴の中のジュクジュクは完全に乾燥し、擦り傷がカサブタに変わる寸前のような様子。

アザ:直径3センチほどの黄色のアザ。黄色の色が濃くなった。

【針生検 5日後】
傷跡:穴は塞がった。虫に喰われた跡のよう。

アザ:直径2センチほどに小さくなった。黄色の色がようやく薄くなった。

【針生検 6日後】
傷跡:2ミリぐらいの虫に喰われた跡はまだある。

アザ:黄色の色がさらに薄くなり、遠目からは分からなくなった。

【針生検 7日後】
傷跡:2ミリぐらいの虫に喰われた跡はまだある。

アザ:完全に消えた。

右おっぱいに針生検

右胸のシコリの正体をあきらかにするために、胸に太めの針を刺し胸の中の組織を採り、病理検査をする。

医師からは「細胞を採る」と言われたように記憶しているが、こちらの乳がん診断情報を見ると、自分が受けた検査は「針生検(Core needle biopsy:CNB)」のようだ。

右胸のシコリに正確に針を刺すために、エコーで胸を映しながら位置を決めるようだ。

Cnb1

Cnb2

麻酔注射、消毒脱脂綿などが準備されている。
一番右から2つ目、枕の横にあるのが胸に刺す太目の針。医師が持つ部分がドライバーのようになっており、その先についている太い針を操作できるようになっているみたい。

Cnb3

上着とブラジャーを取って、上半身にバスタオルをかけた状態でベッドに寝て医師を待っていたのだが、待たされそうな気配を感じたので、その間に写真を撮った。
当然だが、上半身裸で撮影している。
乳がんの検査だというのに・・・バカである(笑)。

針を刺す前に局所麻酔を打ってくれるが、今ひとつワタシには効きが悪かったようで、「ガッシャン」と組織を採られた瞬間に、胸の中の肉をギューっとつねられるような痛みに唸った。
結局、麻酔を3本打ってもらい(これ以上打つとエコーの映像が悪くなるらしい)、組織片を5片ほど採ったようだ。

Cnb4

検査の前に、若い看護師さんは「人によって痛みの度合いは違いますけど、多くの方が、それほどでもなかった、とおっしゃいますよ。大丈夫ですよ。」と励ましてくれたが、ワタシはかなり痛かった。局所的な痛みではなく、右胸全体を包むような大きな痛み。

検査後もかなり痛くて、痛み止めを処方してもらい飲んだほど。
個人差があると思うが、ワタシは、検査から約6時間ぐらいは痛みが続いた。

Cnb5

↑検査後の右おっぱい。
傷口は3ミリぐらいで小さいのだが、止血のためガーゼが強く当てられており、そのうえから白く大きな絆創膏みたいなものが貼られている。

【今日の診療費】
¥ 11,740円