予想外の乳がん告知

2日前に受けた超音波エコーとマンモグラフィーの結果を聞き、場合によっては針を刺して細胞を採ると言われていた。

7年前の子宮頸癌のときもそうだったように、大概こういう検査の場合は、映像だけでは良性悪性の区別はつかず、細胞診断をしてようやく結果が分かるものなので、今日、診断結果を告げられることはないと思っていた。

油断していたかも。
というより、ワタシは平成17年までの5年間、この病院で子宮頸癌の術後観察・検査を受けてきたし、その後も毎年必ず健康診断もしてきたので、右胸のシコリは良性のものに違いないと自信を持っていた。

なのに、医師は、右胸のシコリは乳癌だろうと言う。
細胞診断をしなくても、超音波エコーに写ったシコリの形によって「ほぼ乳癌」と診断がつくのだとか。

さらに、
右胸シコリの周囲には石灰化もあり、
左胸の広範囲にも石灰化がある、
のだとか。

え?それは、どういうことですか?

Dr 「右胸のシコリだけならシコリだけを取り乳房温存ができるが、シコリ周囲の石灰化にも問題があれば、右胸を全部摘出しなければならない。左胸の石灰化にも問題があれば、左胸も摘出しなければならないこともある。石灰化については、取らなくても良い可能性が十分にあるので、これから詳しい検査をして一つ一つ否定していきましょう。」

私 「細胞を検査する前に、映像だけで本当に癌だと言えるのですか? ”癌が疑われる”程度ではないのですか?」

とDrに食い下がってみたのだけど、癌細胞特有の形状をしているので、100%とは言えないけど、まず間違いなく癌なんだそうだ。

医師は、超音波エコーとマンモグラフィーの映像を示しながら丁寧に説明してくださっているのだが、自分のことではないように思えた。
最善のケースになる希望が高いからこそ、医師は最悪のケースも話してくれているのだと言い聞かせた。