カウンセリングは心のオアシス

昨日は、約3週間に一度のカウンセリングとリハビリの日。

カウンセリングでは1時間弱、最近感じたことや思ったこと、嬉しかったことや辛かったことなどを、脈絡なく話させてもらっています。
P先生は、否定するような言葉は一切言わず、うなずいたり、時々質問入れたりしながら、辛抱強く聞いてくださいます。

昨日は明るい話題が多くにこやかな時間でしたが、脱毛が始まった頃や、事務所引越し前の不安定な頃には、P先生の顔を見た途端に急に泣けてきたりしたときもありました。
大人になってから人前で泣くことがなかったので、泣くことに慣れるのに時間かかりました。

家族でもなく、自分に直接関係のない人に何でも話せるこの貴重な時間のおかげで、家族や相方に八つ当たりすることなく(以前はたまにしてたけど)、治療に前向きに取組めているのだと思います。
P先生のカウンセリングは、今のワタシの大切なオアシスの1つです。

 
 
リハビリでは新しい道具が登場しました。
他の患者さんが使っているのを見ていて、ずっと、ワタシもアレ使ってみたいなと思っていたもの。

色とりどりの粘土みたいなもの。
正式にはセラピーパテっていうのだそうです。

20071220_1pate

患者さんの症状によって使い方が様々あるようですが、昨日のワタシは、肩の筋力と手首付近の筋力強化のため、棒をパテにゆっくり押し付けるトレーニングをしました。
動作は簡単なんですが、日常生活や家事では使えない筋肉を使うようで、意外としんどいです。

 
20071220_2akuryoku

血管痛で使えていない左腕。
ずっと使わないでいると筋力がなくなったり、関節が固まってしまうので、血管痛に支障のない程度のトレーニングもします。

 
 
【今日の診療費】
12月 19日 ¥0 (カウンセリング)
12月 19日 ¥1,290 (リハビリ作業療法)

右のリハビリは無理矢理に順調です

昨日は抗がん剤投与の前、午前中にリハビリ作業療法をしてきました。

右腕・右脇のリハビリは、療法士が驚くほど、通常より早く順調に進んでいます。

左腕が血管痛・血管炎で不自由になったので、右腕を使うしかなく、事務所引越し作業や家事で強制的な右側リハビリになっています。^_^;

真上に上げられる角度は160度になり、横に上げられる角度は140度になりました。
動くようになったのはいいのだけど、無理矢理っぽく使っていることもあり、右脇の熱感は相変わらず高く、痛みもあるので使いすぎないように注意しないといけません。

今後のリハビリ方針としては、右側の稼動範囲は広くなり関節も柔らかくなったので、右側は筋力をつけることと、自由に動かせなくなった左側の関節が固まってしまわないにすることです。

 
20071024_riha

右腕を使って洗濯バサミ風リハビリをしました。
作業療法士の先生がおっしゃるには、10月にやった時に比べて、とても動きがスムーズになっているそうです。

10月のときには、まだよく動かなかったので、腕・肩・背中など身体全体を使ってぎこちなくやっていたそうですが、昨日は、肩から先の腕だけでスムーズにできるようになったそうです。

この写真は10月のときのものですが、昨日は、赤色の洗濯バサミだけで作業できました。

 
 

2~3週間に一度の割合で行っている通院リハビリは、別の意味で私の大きな励みになっています。
リハビリ作業療法室で同室になる方は、私より重症の方が多く、その様子を見るにつけ

『「3歩進んで2歩さがる」 でも進んでいるから、いいんだ、いいんだ。』
と、腕をさすりながら自分を励ますことができています。
ありがとうございます。

洗濯バサミ風リハビリ、明日から2クール目

今日はリハビリ作業療法と、看護相談。

リハビリ作業療法では、腕の上下の動きと握力(指の力)に重点をおいたトレーニングをしました。

20071024_riha

この道具は、下にある洗濯バサミを上の棒に挟んでいくもので、洗濯バサミの色によってバネの強弱が違います。
バネが弱い順から、黄→赤→青→緑→黒。

この洗濯バサミ風トレーニング道具は約1ヶ月前にも一度試したことがあるのですが、その時は、棒の下から3分の1までしか腕が上がらず、色も黄色だけしか挟めなかったのが、今日は、棒のかなり上の方まで腕があがり、赤色の洗濯バサミも挟めるようになりました。

リハビリの後は、看護相談。

慶應大学病院の外科では、医師の診察のほかに看護相談というものがあり、ドクターの説明では納得できなかったことや、専門的で難しくて理解できなかったことや、ドクターの診察後に疑問に思ったことなどを、看護相談という形でナースに相談できるようになっています。

明日から抗がん剤治療の2クール目が始まるので、その前に、前回の抗がん剤治療によって具合が悪くなった傷口について不安を解消しておきたかったので、

・傷が赤みを帯びていること
・ドレーンがあった箇所の周囲がプヨプヨしていること
・リンパ節を取った脇に熱があり痛みがあること

状態や症状をすべてナースに聞いてもらい、傷を丹念に診てもらいました。
外科ナースの看護相談では、「どうして大丈夫なのか」「その症状の理由は何か」を丁寧に説明してくれるので、不安が解消できます。

脱毛に関しても、自分の思いを正直に話し、気持ちの整理をすることができました。

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帰りに新宿のデパ地下で千疋屋のフルーツババロアをホール買い。(^^)
明日からの抗がん剤治療2クール目にむけてエールを。

今日は10日ぶりの電車でした。
出かけるときは、こーんな感じです。
秋の帽子。

20071024_odekake

【今日の診療費】
10月 24日 ¥1,080 (リハビリ作業療法)
10月 24日 ¥210 (看護相談)