昨日から4クール目。
白血球数は3,600個/mm3で、慶應病院のガイドライン3,000個はクリアしていたのでGoodでGo!でした。
1クール目(10月4日)からの白血球数の推移は、
7,500⇒5,000⇒4,300⇒3,600と予定どおり減っています。
免疫力が低下しているのに自覚症状がないので、外出のときのマスクやうがいをして気をつけないとな。
(参考)「化学療法中の感染症対策」 がんサポート情報センター
http://www.gsic.jp/measure/me_03/01/index.html
これ↑が、血管痛・血管炎をおこしている抗がん剤、赤い色したファルモルビシン。
私に投与されている3週類の薬の中で一番少量(158mg)なのに、通った血管に炎症を起こさせ、場合によっては私のように日常生活に支障がでるくらいダメージを残すのだから恐いものです。
抗がん剤は、やはり毒なのだなー。
イチゴシロップのような顔をしておきながら、こ憎たらしいやつです。
私の左腕の血管痛は日常生活にかなり支障が出るようになり、ひどくすると回復に相当期間(1年~2年以上)かかる場合もあるとのことで、今の薬を続けるかどうか、乳腺外科のDrと話し合いました。
選択肢は3つ、乳腺外科のA医師は冷静に説明してくれました。
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【選択肢1】
抗がん剤治療を、今のプロトコル4クールで終える。
血管痛をこれ以上ひどくすることはないが、抗がん剤治療の本来の目的から考えると不安が残る。
リンパ節への転移があったのだから、転移防止・再発防止のためには、FEC療法6クール以上の治療はした方が良いと考える。
【選択肢2】
血管痛・血管炎を我慢して、今の療法を予定通り続ける。
【選択肢3】
今の療法は今日の4クール目で終えて、療法を変える。
ただし、全6クールで終わる予定だったのが、2クール分長くなる。
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抗がん剤治療の目的をちゃんと果たせないと、何のためにもう2ヶ月以上も抗がん剤を続けてきたのか、脱毛や他の副作用に耐えてきたのか無駄になるのはイヤなので、選択肢1はなし。
血管痛・血管炎をこれ以上ひどくして、通常の日常生活に戻るのに2年もかかるようになるのも避けたい。来年秋のゴルフ復活(百歩譲って再来年春)を、相当に強い目標(健康に戻ったときの楽しみ)にしているので、選択肢2もダメ。
ということで、残ったのが選択肢3でした。
ってことで、血管痛の原因・赤色のファルモルビシンを使う今のプロトコール「FEC」を4クールで終え、「タキソール」を使うプロトコールを追加で4クールすることになりました。
全部で6クール(1クール3週間 × 6クール =計18週間=4.5ヶ月)で終わる予定だったのが、全部で8クールになり、計24週間・6ヶ月に伸びてしまった。(>_<)
最善を選択したのだから仕方ない・・・仕方ない。
なので、昨日がファルモルビシン最後の投与。
血管痛をひどくしないように最善の方法でお願いしました。
できるでけ細い静脈に刺さないように、上腕部の心臓に近く太い静脈を捜してもらいます。
が、私の腕の静脈を探り当てるのは超困難なようで、上腕の裏の柔らかい部分にもトライしてもらったり、計5回も針刺して、1時間ほどトライしてもらったのですが、
結局、前回とほぼ同じ肘に刺すことになってしまった。
私の腕は、肘より上の静脈に点滴は無理と覚えておこう。
慶應病院の包括先進医療センターのナースYさんは、とても誠実に親身に治療してくださり、ファルモルビシン投与後すぐに血管を冷やすためジャストのタイミングを逃さないように、私の前でしばらく待機してくださいます。
そうそう、抗がん剤治療をするナースの制服を見てください。
普通の制服のうえに、黄色い紙製の作業服をスッポリ着ています。1日で使い捨てのようです。
薬や針に触るときには、必ずビニール手袋をします。これも1回で使い捨てのようです。
患者のための衛生面も当然あるでしょうが、ナースの衣服や身体に抗がん剤が触れないように注意をしているのだと思います。
抗がん剤って毒なのだなーと思い知らされます。
左腕の血管を冷やしています。
血管痛を少しでも抑える薬。
前回処方してもらったクリームは効かなかったので、新しいものに替えてもらいました。
経皮鎮痛消炎剤
「ボルタレン ゲル 25g」
少しでも良くなりますように(祈)
昨日もまた最後の患者になっちゃった。
会計窓口も閉まったロビーはガラン。
【今日の診療費】
12月 6日 ¥1,080 (リハビリ作業療法)
12月 6日 ¥40,670 (採血、診察、抗がん剤投与治療、投薬)