抗がん剤副作用:白血球減少・免疫力が低下(1) 吹出物が大量に

抗がん剤1クール、8日目。

副作用の吐き気は相変わらずなく、食欲もそこそこあり、
脂っこい物以外はフツウに食べられて、
風邪の引き始めぐらいの倦怠感と、少々の便つまり。

よーし、この調子で、このまま行ってくれ~と思いましたが、
抗がん剤は、そうは甘くありませんでした。^_^;
がん細胞を叩くと同時に、正常な細胞を壊す一種の毒物ですもんね。
 
 
3日前(抗がん剤投与5日目)の朝、顔いっぱいと、胸の柔らかい部分に
吹出物がいきなり出現しました。
いきなり現れた吹き出物のくせして、大きくて、痛くて困っちゃいます。

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アップ写真で恥ずかしいのだけど・・・
オデコと鼻の周りにいっぱい、ボツボツと大き目のができ、
顔以外にも、胸などの柔らかい部分にもできていました。
 
 
ここ20年以上、こんな吹出物っていうか、ニキビみたいなものは
できてない体質なので、薬の影響としか思えません。
 
 
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事前に、化学療法(抗がん剤治療)に関する副作用や対応策が書いてある資料を病院から貰っていたのですが、吹き出物ができるとは書いてなくて、抗がん剤に関係あるのかないのか迷いましたが、医師に見てもらったところ、やはり抗がん剤の副作用のひとつとしての症状だそうです。
 
 
・皮脂分泌の抑制ができない
・ホルモンのバランスが崩れている
・菌に対する抵抗力・免疫力が弱まっている
などのことから現れる症状とのこと。

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いわゆる、ふつうのニキビと同じように手入れすれば良いらしく、
洗顔は泡で優しく洗うようにして、できるだけ刺激を与えず、洗顔後に塗るクリームを処方してもらいました。
アクアチムクリーム
抗菌剤のようです。

抗がん剤治療(1クール目、7日目)副作用で便秘

抗がん剤投与してから今日でちょうど1週間。
吐き気がないのが本当にラッキーです。

今日は、カウンセリングとリハビリ作業療法に行ってきました。
 
 
【カウンセリング】
以前と比べてかなり元気になったし、精神的にもたくましくなったと思うので、カウンセリングもそろそろ卒業なのかなとも思うのですが、

P先生のカウンセリングは、精神的なことや不安に思っていること以外にも、睡眠や生活リズム、傷や身体の調子など、何でも話せて気軽に相談にのってくださり、場合によっては適切な医師や受診をすすめてくださるので、私にはまだ欠かせない大切な時間で、もうしばらく、月に1回程度のカウンセリングを続けさせていただくことをお願いしました。

睡眠導入剤(レンドルミン)は、9月から少しずつ減らし、今はもう飲まなくても眠れるようになったことをP先生に報告することができました。
覚醒障害もまったくなくなりました。
安定剤(メイラックス)はまだ1日1錠飲んでいますが、抗がん剤治療が進み、状態がもう少し安定したら減らしていけそうです。

脇の傷口の赤みが増し、熱感が相変わらず高いことを相談したら、専門のナースを紹介してくれて相談にのってもらえました。
脇に体液が貯まっている様子なので、明日また通院し医師に抜いてもらうことになりました。
 
 
 
【作業療法リハビリ】
抗がん剤治療中でも、傷が少々痛くても、リハビリはがんばって続けてます。

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念入りにストレッチをしたあと、以前も使ったコップの移し替え具を使って右腕・右肩の筋トレ系です。
左右への移し替えはスムーズに出来るようになったのですが、まだ前後の動きがダメなようです。

この移し替え具を縦に置き、前にあるコップを後ろに持っていく動作を2往復すると、もう右肩が堅くなりきつくなります。
 
 
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リハビリテーション科の待合室には藤城清治氏の影絵が飾ってあります。
療法士に身体をゆだね、密接に触れ合ってトレーニングするところなので、ふつうの科目受診室や検査室とは雰囲気が違います。

患者さんの顔も、ほかの場所にいるときに比べて穏やかで笑顔があります。
わたしにとっては、慶應義塾大学病院の中で唯一、恐くない場所かも。
 
 
 
【副作用で便秘】
とうとう、つまりました。^_^;
抗がん剤の副作用なので仕方ありません。

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病院からの帰り、地元・笹塚の八百屋・八百喜代で売っていた「ふかし芋」180円。
でかっ。
 
 
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野菜たっぷりクリームシチューを作りました。
市販のルーは使っていないのでバター控えめ。
 
 
食欲があるので元気ですが、出るもの出ないので、とうとう下剤のお世話になりました。(>_<)
 
 
 
【今日の診療費】
10月 10日 ¥1,080 (リハビリ作業療法)
10月 10日 ¥210 (カウンセリング、傷診察)

読者へのカミングアウト・療養のお知らせをどうするか?

もしアナタが不特定多数の読者を持つWebサイト運営者だったとしたら、ガンになって入院・手術・療養などでサイト運営をしばらく人に任せないといけなくなったとき、読者に、どのように、自分の状況を知らせますか?
 
 
読者に何も知らせなくても、運営を他の人に任せられるぐらいアナタが匿名性の運営者だったのなら特に困ることはないでしょうが、自分の名前をきっちり名乗り、自分なりの個性を出して運営していた場合には、だんまりを決め込むにも限度が出てきます。
 
 
  
6月末に乳がんであることが分かって以降、仕事も思うようにはかどらず、地元商店街と一緒に運営している地域サイト「ささはたドッとこむ」の事務局長・管理者としての仕事も怠りがちになりました。 
 
掲示板のレスが遅かったり、返事を他の人に任せたりしていたら、「ささはたドッとこむらしくない・・・どうしたのでしょう?」というカキコミをいただきました。

8月以降はお休みをいただき、スタッフタカキや商店街の人たちにお任せをしている状況で、トップページで週に一度必ず更新していた一言コメントを、入院してからずっと更新しないで放置して、メールマガジンの配信もさぼっていたら、「管理人の長坂さんは、どうかされたのでしょうか?」と読者の方からご心配いただき、お問い合わせメールをいただくようになってしまいました。
 
 
 
「ささはたドッとこむ」をずっと見続けてくださっているからこそ、私の不在が分かるわけで、本当にありがたいことです。

このような暖かい読者に、これ以上黙って療養を続けるのは、自分にとって逆にストレスになると思ったので、「ささはたドッとこむ」トップページの一言コメントで、まずは療養をお知らせすることにしました。

詳しい病状なども、今後配信するメルマガでお知らせしてもいいと思っていますが、どう思われますか?
 
 
不特定多数の人に実名でカミングアウトすることは、「カミングアウトすることによるストレス」というリスクがありますが、今は自分の気持ちも随分たくましくなってきているので大丈夫かなーとも思っています。

(この日記を見てくれているワタシの大切な家族・友人・知人も徐々に増え、今は、たぶん70人ぐらいの人が見守ってくれていると思います。)
 
 
 
20071007

昨日の夕飯は、サラダ、長いもの海ぶどう添え@たみちゃん沖縄、とろろご飯。
さっぱり系のものは食べられる。