2008年4月、最後の抗癌剤を点滴投与してから1ヶ月たってから、足のすねにできた真っ赤な紫斑。
あれからずっと原因がわからず、皮膚を切り取って生検して調べてもらっていたのですが、9月になり紫斑がキレイに薄くなり、ようやく決着しました。
「特発性色素性紫斑」と、抗癌剤パクリタキセルの薬疹だろうということになりました。
特発性色素性紫斑とは、特に原因も自覚症状もなく膝下に出現する出血斑で、皮膚に近い毛細血管からの微少出血ということでした。
非常に稀なことらしいのですが、特発性色素性紫斑を持っていたところに、抗癌剤パクリタキセルの薬疹が重なったと考えるしかないらしいです。
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他の人のために、経緯を少しまとめておきます。
2008年3月中旬、抗癌剤パクリタキセルを点滴投与。これが最終クールでした。
2008年4月中旬、抜けていた全身の毛が、少しずつ生えはじめてきた。手足の毛が生え始めてきた頃、下肢すねの毛穴のところに真っ赤な点々が出てきた。かゆみや痛みはなし。
2008年5月、毛が伸びてくるのに従い、真っ赤な点々も増えてきた。足の中から内出血してるって感じだが、痛みやかゆみは全くなし。
2008年6月、真っ赤な点々がくっつきはじめ、点が重なって面になってきた。
2008年6月、いっこうに治まる気配がないので皮膚科を受診。テクスメテンというステロイド軟膏を2週間塗ってみるが、まったく変化なし。運動は控えて下肢を上にして寝るようにしていた。
2008年7月、ステロイド軟膏は効果なしなので、ビタミンCの顆粒と漢方薬を3週間試してみるが、まったく変化なし。運動は控えて下肢を上にして寝るようにしていた。
2008年8月、皮膚を切り取って生検。この頃には、点々がくっついて面になってきた。赤色が少し薄まってきた感じ。
2008年9月、生検の結果を待っている間に、急速に赤みが取れてキレイになってきた。
紫斑が出てきてから約5ヶ月たった今は、すっかりキレイになりました。
治ってしまえばどうってことないし、痛みやかゆみはなかったので辛くはなかったのですが、抗癌剤投与後に、下肢すねだけに紫斑が出るというのは非常に稀なケースらしく、原因や対処法をドクターも誰も分からないという状態が不安でした。
範囲が広がったり、悪いものだったら困るなと思っていましたが、抗癌剤の副作用だろう・・ということで決着して、紫斑もなくなって良かったです。