ドセタキセルの副作用で脱毛した。覚悟していたけど・・・気持ちが沈む。

前回のブログ更新から早いものでもうすぐ1ヶ月が経ちます。
この間に実はもう2回目の点滴もやっていて、いろいろな副作用をまた体験しているので、その副作用の様子やその対応方法などをブログに記録していきたいと思っていたのです。

なのに、全然書けないのです。

お約束どおりに脱毛はじまる

ハーセプチン+ドセタキセルの1回目点滴から2週間経ったちょうどその日から、お約束どおりに脱毛が始まりました。
12年前のときも副作用の脱毛は経験しているので、ちゃんと覚悟していました。
事前に美容室に行ってショートヘアにしていたのですが、久しぶりの脱毛はやっぱりガックリきますね。

シャンプーする度に一日ごとに抜ける量が増えていって、抜けはじめて1週間で3分の2ぐらいがなくなって、次の1週間で残りがなくなるという感じは前と同じでした。

前と違ったのは気持ちの落ち込み

12年前と違ったのは気持ちでした。
前回ももちろん脱毛はイヤだったし、ガックリきたけど、今回の気持ちはそれとは少し違いました。

どう違ったのかは言葉にするのが難しいのだけど、

前回は、「抗がん剤の副作用ってこんな風になるんだ!」という驚きの気持ちもあって、ガックリしながらも新しいことに挑戦する気持ちっていうか、乗り越えるぞっていう姿勢というか、ツライ気持ちと一緒に前向きな気持ちもあったように思うのです。

でも今回は、「あ~またか。また脱毛しちゃうのか。わたし本当に再発したんだな。」って、思い知らされた感じで、前向きなところが全然なくって、ドヨーンってなっちゃいました。

家に引きこもりがち

この1か月、ほとんど外出しなくなってしまって、特に脱毛がはじまってからは、家に引きこもりがちになってしまいました。
週に1~2回しか外出していないかも。

脱毛が落ち着いたので、ここから復調したい

脱毛がはじまって2週間が経って脱毛がやっと落ち着きました。
抜ける髪の毛は全部抜けきりました。
12年前のときは、ツルッツルになったのだけど、今回はほんのすこーしだけ生き残っているのです。不思議。

ちびまるこちゃんのおじいちゃん、さくら友蔵さんみたいです。(^_^)

(引用)フジテレビ ちびまるこちゃん キャラクター紹介

気持ちが落ち込んでしまった、ということが書けるようになったので、ここからは無理しないで範囲でまた復調していきたいなと思っています。

今日は久しぶりの外出予定があるのです。
前々から決まっていたお楽しみイベント。
出かけるお楽しみイベントがあるっていうのも、気持ちを切り替えるのに大事ですね。
 

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乳がん局所再発の治療はじめた。分子標的治療(ハーセプチン)と抗がん剤治療(ドセタキセル)の併用。治療2020はじまる!

局所再発で終わらせるための治療

先週から、分子標的治療(ハーセプチン)と抗がん剤治療(ドセタキセル)をはじめました。

12年前に温存手術した乳房内の局所再発癌がみつかって、まずは乳房を全摘手術して無事終了したので、次は遠隔転移を発症させないための治療です。
「局所再発で終わらせるための治療」と思っています。

分子標的治療(ハーセプチン)とは

12年前の初発乳がんのときは、ホルモン感受性が強陽性(3+)だったのでホルモン治療をしましたが、今回の再発乳がんはホルモン感受性が陰性に変わり、HER2が陽性になっていたので、抗HER2療法である「分子標的治療」というのが有効なのだそうです。

「分子標的治療」という単語は見聞きして知っていましたが、詳しくは分かってませんでした。

簡単に言うと、「ホルモン治療」というのが、女性ホルモンの影響を受けるタイプの乳がんを抑制するのに対して、「分子標的治療」というのはHER2たんぱくの影響を受けるタイプの乳がんを抑制するというものです。
(私の家族に分かるように超簡単に書いているので、正式な詳細は各自お調べくださいね)

分子標的治療の解説としては、日本乳癌学会のこちらのページがわかりやすいと思いました。参考までに。

分子標的治療(ハーセプチン)のよいところは副作用が軽いらしい。

HER2陽性の再発乳がんには、分子標的治療(ハーセプチン)がとても効果が高いということと、もうひとつよいところは、抗がん剤治療より副作用が軽いらしいです。

抗がん剤は癌細胞だけじゃなく正常な細胞にも攻撃をするので、副作用が色々出てツライことが多いのですが、分子標的治療はHER2たんぱくだけを狙って攻撃するので副作用が軽いらしいのです。

「軽いらしい」とあえて書いているのは、
製薬会社のパンフレットや、がん情報サイトなどには軽いと書いてあるし、乳腺主治医も軽いとおっしゃるけど、
こういうものはやってみないと分からない、ということを今までの12年間でイヤというほど体験しているからね。
実際にやってみて、本当に副作用が軽いのかどうかは、ブログでご報告しようと思っています。

分子標的治療(ハーセプチン)は1年も続けるらしい

「副作用が軽いのは有り難い。それならば頑張ってみよう!」

と、思ったのですが、、、

私『そのハーセプチンというのは、ホルモン治療みたいに薬を飲むのですか?』
先生『いえ、抗がん剤治療みたいにね、3週間に1回、点滴するの。でも時間は短いよ。』
私『何クールぐらいするのですか?4回?6回?8回?』
先生『17回 』
私『えーーー!!! 』

初めて聞いたときには、ほんとにビックリしてガックリきました。
17回。3週間に1回の点滴を1クールとして、それを17回。
51週ってことはほぼ1年。1年間も続けないといけないのかぁぁぁぁ。。。

局所再発で終わらせるためには仕方ないか。

抗がん剤治療も併用で

さらに、抗がん剤治療(ドセタキセル)を4クールだけ同時進行でやることになりました。

分子標的治療(ハーセプチン)だけを単独でやるという選択肢もあったけど、いろいろ考えに考えた結果、併用治療することに決めました。

ひとりでは決められなかった。みんなに助けられての決断

この治療の検討と結果は、いままでで一番悩みました。

手術が終わった時点で、なにもしないという選択肢もないわけではなかったし、分子標的治療(ハーセプチン)だけの治療で済ませるという選択肢もありました。

惑わされることもいっぱいあった。
ホルモン感受性が陽性から陰性に変わってしまったことや、
HER2が陰性から陽性に変わったこと、
癌の悪性度Nuclear gradeがGrade1からGrade 3になったこと、
そもそも初発乳がんから12年も経って再発したことなど。

乳腺主治医は熱心に丁寧に治療内容を説明してくださって、治療をやるリスクとやらないリスクもちゃんと提示してくださって、私が自分で考えて自分で決められるように話してくださいました。

乳がん看護認定看護師さんも、医療専門家の親友も、一緒に考えてくれました。
本当に有り難い。ありがとう。

でも、この、治療内容を自分で考えて自分で決めるって、すごく難しいじゃないですか。その結果が自分の命に繋がっているわけだし。
私は医療専門家でもないのに、治療内容のAとBの違いや、ベネフィットとリスクをきちんと把握しないといけない。

考えることそのものがイヤになってしばらく現実逃避したりもしました。
2週間は現実逃避して、病気や治療内容のことを、誰にも言わず黙っていた時間あありました。

その間も、じっと静かに何も言わずに、辛抱して見守って待っていてくれた家族がいてくれたので、少しずつ現実に戻ることができて、エイッと重い腰を上げて、ひとつひとつを調べて階段を上るように少しずつ理解して、自分で決めていくことができました。

自分で決めるっていうのは、本当にしんどかったなあ。
12年前の初発乳がんのときは、こんなに自分で決めていたかなあ?
再発乳がんの他の患者さんは、同じようなことをしているのだろうか?
みんな、こうやって、自分で調べたり悩んだり困ったりして、自分で決めているのかなあ?

私の「治療2020」はじまる

これから一年続く化学治療では必ず副作用があり、しんどいときもあると思うけど、2020年から、干支ひとまわりは元気で暮らせて仕事ができるように絶対にしたいので、「治療2020」がんばって乗り越えるぞ!(^_^)


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温存乳房内局所再発で、ホルモン感受性とHER2が真逆に変わって困惑。しばし現実逃避してました。

12月初旬、病理の結果がわかった

手術後約1ヶ月が経った12月初旬、病理の結果が出て、主治医から説明を受けました。

再発ではあるけれど、12年前に温存手術した乳房内の局所再発で見つけることができて、遠隔転移もしていないはずだから、手術後は今までと同様にホルモン治療の継続でいきたいと熱望していましたが、
結果は見事に裏切られました。

再発乳がんでホルモン感受性が陽性から陰性に変わった。「陰転」

まず驚いたのが、12年前の原発のときは、
ホルモン感受性が3+で強陽性だったのが、
エストロゲンもプロゲステロンも両方とも完全な0陰性に変わったことです。

Estrogen receptorもProgesterone receptorも完全な0

再発乳がんが原発乳がんのときとタイプが変わることもあるのだそうです。
ホルモン感受性が陽性だったものが、再発で陰性になったので、これを「陰転」というのだそうです。

ってことは、ホルモン治療は意味がないから、ホルモン治療はできないってことになるわけだ。

再発乳がんでHER2が陰性から陽性に変わった。「陽転」

さらに驚いたのが、12年前の原発のときは、
HER2たんぱくは陰性だったのが、3+の陽性に変わったことです。

HER2(erbB-2) : Score 3+

HER2が陽性になる可能性があるということを、全く、全然、まるっきり予想していなかったので、これはかなり動揺しました。

「HER2たんぱく」という言葉はもちろん知っているし、12年前に色々調べたから意味も知っているけど、やはり自分が陽性になっていないから不勉強で詳しくはわかってなかった。

「分子標的治療が有効で、ハーセプチンという薬が効果が高いからしましょうね」と言われても、ポカーンとして思考がストップしました。

がんの悪性度Nuclear grade:Grade3

乳がんの悪性度 Nuclear gradeは、12年前の原発のときはGrade 1だったのに、今回は Grade 3になってしまっていました。
再発だから初発のときより悪くなるのは、あたりまえといえば当たり前なのかな。

ということで、今回の乳房内局所再発は、「ホルモン療法抵抗性のhigh-gradeのクローンが再発している」と考えられるそうです。


これからの治療を考えたら、考えるのがイヤになって現実逃避

病理結果からの数字だけを捉えると、とても恐い感じになってしまうのですが、

『ホルモン治療をずっと続けてきたおかげで、再発を12年間抑えてこられた 』とも考えられます。 ホルモン治療薬に抑え込まれていた癌ちゃんが、ホルモン治療薬の耐性をつけちゃったのかな。
な~んて考える。

女性ホルモンはもう餌にできなくなったから、今度はHER2たんぱくを餌にするタイプが前面に出てきて活性化しはじめちゃったのかな。な~んて。

さて、これからは、乳房内局所再発で終わらせるため、内臓に転移させないための治療方法を検討して決めないといけないのですが、いろんなことがわからなくて、何から順番に調べたらいいのか、何を自分は第一に考えたらいいのか、頭がいっぱいいっぱいになってしまいました。

病理の結果を知ってから2週間ぐらい、誰に会うのもイヤ、話すのもイヤな状態になってしまい、現実逃避していました。

”していました”という過去形で書けるということは、もう今は現実逃避はおしまいにしました。
・・・続く。

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