胃がんと大腸癌の内視鏡検査(2)大腸内視鏡によるポリープ切除。大腸ポリープのタイプは腺腫だった。

胃がんと大腸がんの内視鏡検査をうけてきた、っていう前回の続きです。

まず、検査当日にわかっていたこと

胃にポリープがありました

胃にポリープがあった

胃の上部に小さいポリープがあったようです。
「胃底腺ポリープ」という種類で、癌になるリスクは基本的にはほとんどないということで、内視鏡検査中の切除はせずに経過観察でいいらしいです。

胃の内部の写真も見せていただきました。
内部はいたってキレイらしく、「ほら、ここに小さいのがあるでしょ」と教えていただきました。ちょこっとポコっとあるのが見えましたが、この写真ではわからないぐらいですよね。

胃の内部写真

昨年(2018年1月)初めて胃の内視鏡検査をしたときにはポリープはなかったので、あれから1年半ぐらいの間にポリープが出来ていたのですね。
癌になるリスクはほとんどないポリープで良かったですが、検査しておいてよかっです。

大腸にもポリープあり、内視鏡検査中に切除しました

大腸にポリープがありました

S状結腸のところにポリープがあったようで、内視鏡検査中に切除をしたそうです。

ポリープの見た目は平べったく、癌化するリスクは高くはないだろうとの見立てでしたが、「念の為、組織検査に出しましょう」とのことで、了承しました。

大腸の写真も見せていただきました。
大腸内部はキレイらしいです。

大腸内の写真

左下の写真がポリープです。
ボコッと突出するタイプではなく、やや広い範囲に平べったくできているポリープです。右下の写真が大腸内視鏡によるポリープ切除をしたあとの写真です。

ちなみに、これもれっきとした手術なので、医療保険で日帰り手術・内視鏡による手術なども保険適用範囲内ならば請求できるそうです。
が、私が入っている医療保険は残念ながら、ポリープの内視鏡による手術は適用外でした。(^^;)

ここまでが、内視鏡検査当日にわかっていたことです。

大腸ポリープの組織を念のため検査に出していて、約2週間後、病理検査結果がでたので聞きにいってきました。

 

なんと、医師の見立てに反して、大腸のポリープは大腸がんになる可能性のある腫瘍性ポリープ「腺腫」でした。

ポコっとしていない平べったいポリープだったので、癌化するリスクはないだろうと医師は予想していたようでしたが、念のため組織検査に出した結果は、放っておいたら大腸がんになる可能性のある「腺腫」という腫瘍性ポリープだったということがわかりました。

やっぱり、何でも絶対ということはないから、予測を盲目的に信じることなく疑ってかかることは大事だね。特に命や健康に関わることはネガティブ要素をきっちり否定しておく必要があると、また再認識しました。

それにしても、内視鏡検査して良かったよね~!!ラッキーでした。

腫瘍性ポリープが必ず癌化するとは限らないけど、でも、癌化する可能性はあったわけで、それを小さなタネのうちに取り除けたのは本当に良かったです。

(参考サイト)
日本消化器病学会ガイドライン、大腸ポリープガイド
https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/cp.html

大腸のポリープは昨年の内視鏡検査でも見つかっていて切除してもらっているので、1年半でまたポリープができていたということです。

ポリープできやすいのかな。年に1回の内視鏡検査は私には必須だな。
それにしても、良かった良かった。


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胃がんと大腸癌の内視鏡検査(1)痛くない眠っているうちに検査してもらうための準備編

先月、胃がんと大腸がんの内視鏡検査を受けてきました。

過去に自治体のがん検診で大腸がんに「要精密検査」と出たことがあったのと、胃がんのほうはバリウム飲む検査を受けたくない、ということで、
イヤイヤですが(^^;)、昨年からこの2つは内視鏡検査を受けることにしたのです。

痛くて辛い検査は絶対にイヤなので、
「茅ヶ崎 内視鏡検査 痛くない 眠っているうちに」というキーワードで検索して病院を探しました。

昨年は初めての検査で凄く緊張していたのですが、とてもいいクリニックに出会うことができて、2回めの今年は緊張はまったくなく行ってきました。

内視鏡検査を寝ている間にパパッと済ませてもらうためには、患者側もそれなりに準備が必要です。それは胃と大腸の中をキレイにしておくこと。

検査の前日は消化の良い食事にして、前日夜からは絶食、下剤を飲んで大腸の中をキレイにしておかなければいけません。

内視鏡検査自体は寝ている間にやってくれるクリニックのおかげでノーストレスですが、前日から当日までの前準備は自分でがんばります。

(※以下の記事は、検査時間が15時~という前提で書いています。検査が午前中から始まる場合などは準備内容・準備時間が変わります。)

◆検査の前日食

クリニックで用意されている前日食というのを食べました。
前日の昼食と夕食の2食がレトルトになっています。
自分で消化の良いものを作って食べてもいいらしいですが、1食ずつだけ調理するのも大変なので、用意されているものを購入しました。

大腸がん内視鏡検査の前日食デリシア

↑検査の前日食。ネットで調べてみたら販売しているメーカーいろいろあるのですね。

大腸がん内視鏡検査の前日食、レトルト

↑箱の中には昼食用と夕食用のレトルトが入っています。

大腸がん内視鏡検査の前日食、昼食

↑検査の前日食、昼食。シチューとクラッカー10枚
味は悪くない。普通。シチューの具は形は残っているけど柔らかくなっているので歯ごたえはない。当然か。

大腸がん内視鏡検査の前日食、夕食

↑検査の前日食、夕食。大根のそぼろ煮、鶏雑炊。
味は悪くないのだけど、両方ともドロドロを飲むようなメニューなので、途中で少し気持ち悪くなった。

 

◆前日の夜に下剤を飲む

大腸がん内視鏡検査の前日夜、下剤を飲む

少量の下剤をコップ1杯(200ml程度)の水に入れて、前日の寝る前に飲みました。

ここまでが前日の準備。
検査の前日食以外は、固形物は何も食べない。お水はたくさん飲みなさいとのこと。アルコールはダメですよ。(^^;)

◆検査当日の午前中、下剤で大腸の大掃除

大腸がん内視鏡検査の当日、下剤薬の入った大きな袋

↑あらかじめ下剤薬が入った大きなポリ袋。

下剤薬の入ったポリ袋に少量の水を入れてまぜる

↑下剤薬の入ったポリ袋に少量の水を入れて、袋ごとシャカシャカふって薬を溶かします。

下剤薬が水に溶けたら1800mlまで水を入れる

↑薬が溶けたら、1800mlラインまで水を入れる。

下剤薬の入ったポリ袋にバロスという消泡内服薬を入れる

↑下剤薬の入ったポリ袋にバロスという消泡内服薬を入れる

自分で飲む下剤の出来上がり

↑自分で飲む下剤の出来上がり

少し白色の透明な液体の出来上がりです。味はスポーツドリンクみたいで飲みやすくなっています。

「コップに入れて少しずつゆっくり飲んでください。」と説明書に書いてありますが、言われなくても少しずつじゃないと飲みきれません。

最初の1~2杯は余裕で飲めるのですけど、3杯目以降になるとお腹いっぱいになってきて飲みたくなくなります。
がんばって1時間かけて1800mlを飲みきりました!

◆下剤1800mlを飲みきった後

わりとすぐに1回目のお腹グルグルがきました。
そのあとは10~15分おきぐらいお腹グルグルがきて、約2時間ぐらいかけて7~8回でキレイに出し切りました。(^^)

検査当日午前中の下剤との格闘は、私はそんなに苦手ではないですが、時間がかかるので、仕事しながらだと仕事にならないのが困るかな。

今日はここまで。
内視鏡検査の準備編でした。
次は結果編です。今週末、細胞診の結果がでます。

 


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7/13シンポジウムのお誘い。「病気があっても働きたい!~患者の語りが職場を変える」

病気になって仕事をやめたり、休職したり、同僚に迷惑をかけて心苦しくなったり・・・病気になると、今までと同じようには働けなくなることが多いと思います。

そういう私も、乳がんの治療中には、それまでどおりには仕事ができなくなり、約2年間もの間、休み休みになりました。それでも私は自営だったから、休み休みの働き方が許されましたが、会社勤務だといろいろと難しい局面もあっただろうなと思います。

そういったこともあり、キャンライフは、病気になっても治療と仕事が共存できるような会社にしたいと思っています。

———————-

さて話は変わって、シンポジウムのお誘いです。

私が理事を務めさせていただいているNPO法人ディベックス・ジャパンでは、「クローン病の語り」ウェブページを6/20に公開いたしました。
Webサイトはこちらです⇒ディベックス・ジャパン

24歳から59歳までの35人のクローン病患者が、病いと向き合いながら過ごす日々の生活について語っています。

クローン病とは、炎症性腸疾患のひとつで、おもに小腸、大腸に炎症が起きて腹痛や下痢といった症状がみられます。

腹痛や下痢というと、そんなの風邪ひいたり食あたりすれば誰でもなるじゃないか、と思ったら大違いで、腹痛や下痢がずっと続くのです。原因が不明で治りにくい慢性の病気で国の難病に認定されています。

慢性の病気というのは他にもたくさんありますが、このクローン病は10代から20代で発症する人が多く、就学、就労で苦労することが少なくありません。

ディベックス・ジャパンでは、7月13日(土)13時~、このウェブページの公開を記念して、クローン病を含む内部障害と呼ばれる慢性疾患を持つ人たちの就労問題について専門家による講演とパネルディスカッションを行います。

当事者の方々にご登壇いただき、それぞれの体験をお話しいただくとともに、企業側のお立場からもご参加をいただき、意見交換する予定です。

患者、家族、企業の人事・労務担当者、医療者、そしてマスメディアの方々のご参加をお待ちしております。

シンポジウムの詳細や参加申込みは、ディベックス・ジャパンのサイトをご覧ください。

当日は私も裏方手伝いしています。
受付にいるか、写真撮影係をやっているか、会場のどこかにいます。(^_^)/

 

NPO法人ディベックス・ジャパンでは、こんな感じで毎月集まり活動をしています。ご興味のある方はぜひ一度ご参加ください。

 

 


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