脱帽子・地毛デビュー、自分で決めている自意識を開放する

抗がん剤の副作用で髪が抜けた昨年10月以来、
約8ヶ月間ずっと、バンダナか帽子をかぶってきたのですが、

おとといの夜、
とうとう・・・というか、やっと、
地毛デビュー!しちゃった。(^^)

 
表参道から自宅まで帽子ナシで帰ってきた!

 
やっと生えてきた2センチの坊主刈り風ヘアのまま、
表参道→原宿→新宿→幡ヶ谷までの人様が大勢いるなかを、
ひとりで電車に乗って歩いて帰ってきました。

 
本当はもう少し伸びてから、
せめて前髪が、指で挟んだときに指よりも長くなってからか、
美容室でちょちょっとカットしてもらってから、
地毛デビューしようと思っていたのだけど、

 
暑くなってきて汗でムレムレ不快だし、
たみちゃんが、「もう全然大丈夫!!」と強く強く言うので、

最初はかなり恥ずかしかったのですが、
思い切って、地毛のまま表参道を歩いてみたのです。

 
—–

汗をかいた頭に風が気持ちよくって、
「あー、とうとう出せた!」と解放感を感じましたが、
すぐに人の視線が気になり始めました。

 
表参道から原宿までは、ひとりじゃなかったから良かったものの、
原宿から新宿までの山手線の電車の中ではひとりで、
周りの視線を気にするだけじゃなく、
窓ガラスに写っている自分の姿にも視線が合わせられなくなり、

『こんな気持ちになるのなら、急いで帽子を取ることないや。
 気持ちに無理して頭さらしても何も意味ないしぃ。
 新宿に着いたらトイレでかぶりなおそう。』

と思ったのです。

 
だけど、新宿に着いてから、こう考え直してみる気になりました。

 
 
『この頭を見られて恥ずかしいとか、
 どう思われるだろうとか考えているけど、
 
 「あの人、抗がん剤で髪の毛が抜けちゃったのね。」とか、
 「変な髪の毛。」と知らない人に思われたとしても、
 面と向かってイジワル言われるわけじゃないし、
 
 何か困ることある?
 
 いや、私は何も困らない。
 
 
 逆の立場だったら、どう思う?
 今の自分のような坊主刈り風の女性を見かけたとき、
 私はどう思う?
 
 「わあ、超ベリーショートだなあ。」
 と思うだろうけど、それ以上のことは考えないと思う。
 
 通りすがりの他人の髪型のことなんて、
 一瞬の印象は持つだろうけど、
 だから、どう、ということはないなあ。』

 
こう考えたら、すっと気持ちが楽になり、
高校球児のような坊主刈りでも平気でいられました。

 
 
—–

他人が自分をどう見ているかを気にし過ぎる「自意識過剰」
だったと言いたいわけではなく。。。

 
「他人が自分をどう見ているか」を考えるのは自分なのであり、
自分で勝手に考えている意識で、
恥ずかしいとか、格好いいとか、格好悪いとか・・・etc

自分自身についての意識(自意識)は、
ほかでもない自分で決めているんだから、
自分で自分の首絞めるみたいなことはやめて、
自意識に縛られず、もっと開放できるといいな、と思えたのでした。

 
—–

そうは言っても、坊主刈りぐらいならいいけど、
髪が抜け始めた時の頭や、ツルッパゲの頭を、
人目にさらして堂々と外を歩くことはできないけどね。

あの何にも例えようのない喪失感は、
今でも手に取るように思い出せる。

 
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冷や奴バリエーション

20080621_yakko_okura

オクラをさっと茹でて刻んで、
かつお節と醤油でネバネバにしてトッピング

20080621_yakko_enoki

瓶詰めのエノキ惣菜をかけて
キュウリをトッピング

「脱帽子・地毛デビュー、自分で決めている自意識を開放する」への2件のフィードバック

  1. じんのさん、ありがとうございます。
    言いたいことが上手くまとまらず、ぐちゃぐちゃな気がしたのですが、そんな風に言ってくださって、どうもですー。

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