先週、今年最後の通院でした。
右卵巣内膜症性嚢胞の今後の治療方法について、
婦人科主治医からは、
『手術で卵巣を摘出する方法ではなくて、薬(GnRHアゴニスト)で治療する方法をしてみてはどうか』
『痛みは、時間経過とともに軽減されるはず』
と提案されていたのですが、
理解も納得も出来なかったので、
勇気を出して、婦人科主治医に質問をぶつけてみました。
ワタシ 「先生、治療方法についてお聞きしたいことがあるのですが。。。」
主治医 「はい、何ですか?何でも聞いてください。(^_^)」
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あれ??
前回診察時は一方的な感じで、詳しいことを聞ける雰囲気じゃなかったんだけど、今日は何だか穏やかな雰囲気。
闘うモードで来たのに、なんだかちょっと拍子抜け。
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ワタシ 「手術よりも薬をすすめる理由はなんですか?」
主治医 「8月に内診と超音波検査をしたときには、卵巣には何もなかった。2~3ヶ月で急にできたと思われる。こんなに急に6センチもの大きさになるのは稀なケース。フツウはもう少し時間をかけて大きくなることが多い。急にできたということは、短期間にしぼむことも考えられるので、早計に手術をすることは得策ではないと考えた。手術よりもまずは薬で様子を見た方がいいと考えた。」
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え~~、そうなんですか~~。(^^;)
そうならそうと、最初から、そう言ってくだされば、ワタシも素直に理解できたのにぃ。
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ワタシ 「抗がん剤治療中に生理が止まり、女性ホルモンの影響と考えられるひどい関節痛や更年期障害系の副作用に1年間苦しめられた。仕事もまったくできなくなり、あのような副作用は自分が望むQOLではないので、乳がんのホルモン治療でさえ注射で偽閉経状態にするのを拒んだ。悪性腫瘍の治療・予防でさえ拒んでいるので、良性腫瘍の治療で薬で偽閉経状態にすることは受け容れられない。」
主治医 「長坂さんの考えはよく分かりました。では、薬(GnRHアゴニスト)をすぐに始めるのはやめましょう。」
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私が一番避けたい偽閉経の副作用について、話せて良かった。
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主治医 「痛みが軽くなってくれれば、薬も手術もすぐにする必要はないわけだが、この1ヶ月で痛みに変化はありませんか?」
ワタシ 「座薬の効いている時間が少しずつ長くなってきました。先月は8時間ももたなかったのが、12月に入ってからは、最低で8時間、長いときは12時間ぐらい間があけられるようになりました。」
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先月まではとっても痛かったので、
徐々に痛みは軽くなるはず、という主治医の言葉が気休めにしか思えなかったのが、先週ぐらいから急によくなてきて、何だか主治医の言葉どおりになっていく感じ。
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主治医 「もう少ししたら、痛みはもっと軽くなる可能性がある。次の生理を待ってみませんか?次の生理で、また痛みがひどくなったり、腫れが大きくなったりしたら、その時、治療を開始するということにしても遅くないと思う。」
ワタシ 「分かりました。そうします。次の生理まで、もうしばらく座薬で経過観察します。」
ワタシ 「万一、手術することになった場合、ワタシは腹腔鏡手術を1度していますが、腹腔鏡手術を2回することは可能ですか?」
主治医 「できます。大丈夫です。1年前の手術のとき、お腹の中をしっかり見ています。今回、手術することになったとしても腹腔鏡手術でいけますよ。」
ワタシ 「慶應大学病院の婦人科は、良性腫瘍の手術はできればしたくない、などの方針はありますか?」
主治医 「いえいえ、そんなことはありませんよ。あくまでも患者さんの症状にあった治療方法を考えてやるようにしていますよ。(^_^)」
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Q&Aは以上。
聞きにくいことも勇気を出して聞いてみましたが、
すんなりと明るく答えてくれちゃって、拍子抜けでした。
私の婦人科主治医は、どうも、
自分からすすんでアレコレ積極的に話してくれるタイプではないけれど、
聞かれれば何でもいやがらず穏やかに話してくれるタイプのようです。
主治医のタイプや癖をつかんで、つきあっていくことも必要ですね。
ってなことで、
痛みは少しずつ軽くなりつつあり。
次の生理まで座薬インしながら経過観察するということになりました。
お正月も座薬とお友だちです。(^^;)
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話は変わりますが・・・
要らない物を処分して、持ち物を少なくしたいとずっと思っていたので、
いま流行の片付けの「こんまりちゃん」 にはまってしまいました。
洋服という洋服を、クローゼットからもタンスからも押入れからもぜーーんぶ出しました。
よくもまあ、こんなに仕舞えていたものだというほどの洋服の山が部屋を埋め尽くしました。
写真ではよく分からないかもしれないけど、
↑これ、ロングのパーティドレス。。。キャーーー!
最後に着たのはいつでしょう?
30才代半ば、知人の披露宴に着たのが最後か。
痩せたら着られるかも・・・と妄想してとってあったんだね。
こういうのは、「ありがとう」と言って全捨。(*^_^*)
こんな調子で、毎日少しずつ片付けたら、
部屋の中、押し入れの中が見違えるほどスッキリしました。
座薬インのお正月は気持ちのよいものではありませんが、
こっちは、気持ちのよいお正月になりそうです。
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診察、お疲れ様でした。気になさっていたことが聞けて、ご心配が減って何よりです。納得のいく医療を受けるカギは、やはりコミュニケーションなんですね!改めて、勉強になりました。m(__)m
長坂さんのブログを拝見して、いつも考えるきっかけを頂いているなぁと思います。本当に感謝しています。これからもいろいろな思い、お考えを教えてくださいませ。
今年もあと数日、どうぞ、よいお年をお迎えください。
なおなおです。
今日、区の乳がん検診のマンモの結果を聞きに行ってきたんです。年明け精密検査ですって~。東京医療センターを紹介されました。その先生が慶応出身らしく、もし手術にってことになっても慶応と連携してるからって。医療センターはバスで一本なので行きやすいんです。
びっくりしてショックだったんですけど、こちらのブログのことを思い出して、前向いて頑張ろうって思いました。
昨日は慶應の診察でした。8センチ近くあるし、癌化の可能性も高いので手術を勧められ私としても納得したので手術を受けようと思います。腹腔鏡でできそうです。でも半年ぐらいは待ちそうです。次は4月に細胞検査とかするそうです。私は火曜日のT先生に見ていただいています。いい先生だなって思ってます。
ああ、毎日いろんなことあるけど、頑張んなきゃ。私も長坂さん見習って野菜中心に免疫力アップの食事心がけます。こちらのブログが今日の私を支えてくれました。ありがとうございます。
●YHKONAKAさん
おはようございます。長坂です。
>診察、お疲れ様でした。気になさっていたことが聞けて、ご心配が減って何よりです。
はい、ありがとうございます!
>納得のいく医療を受けるカギは、やはりコミュニケーションなんですね!改めて、勉強になりました。m(__)m
そうですね。
YHKONAKAさんにそう言われて、私も「あ、そうだな、コミュニケーションなんだな」って気づきました。
黙っていては、医師も、私が何を不安に思っているか分かりませんもんね。
>今年もあと数日、どうぞ、よいお年をお迎えください。
昨日まで今年最後の仕事を片付けていましたら、お返事書くのがギリギリ大晦日になってしまいました。
今年も今日でおしまい。
気持ちの良い新年を迎えましょうね!
ありがとうございます!!
★なおなおさん
おはようございます!長坂です。
乳がんのほうは別の病院で、卵巣のほうは慶應で、2つの病院にかかっておられるのですね。
通院が大変ですね。
>昨日は慶應の診察でした。8センチ近くあるし、癌化の可能性も高いので手術を勧められ私としても納得したので手術を受けようと思います。腹腔鏡でできそうです。
そうですかーー。
当然といえば当然だけど、症状の違いによって勧める治療方法が違うんですね。
私の場合は、まずはGnRHアゴニストの薬物治療を勧められましたが、なおなおさんは、手術を勧められたんですね。
なるほど。癌化の可能性もね、そうですね。そっちも心配しないといけませんね。
>でも半年ぐらいは待ちそうです。次は4月に細胞検査とかするそうです。
良性の手術は待ちが長いですね。
悪性の手術が優先ですからね、仕方ないですけどね。
今日は大晦日。
明日からはまた新しい一年が始まります。
良い年にしたいですね。
来年もよろしくお願いいたします!(*^_^*)
ありがとうございます。
新しい年が始まりました
長坂さん、大変な時間を過ごしていらっしゃったのですね
私は主治医と相性があまり良くないようで、思ったことも聞けずに悶々とした診察を受ける事が多いのです…
長坂さんのように納得がいくまで話あえるよう私自身が変わらねば!!と新年早々、思いました
どうぞお大事に、そして長坂さんらしい一年になさってください
またおじゃまします(^o^)
◆takiさん
こんにちは、長坂です。
ありがとうございます!
>新しい年が始まりました
はい!あけましておめでとうございます。
>長坂さん、大変な時間を過ごしていらっしゃったのですね
11月の緊急入院時は、どうなることか?と不安いっぱいだったのですが、先月末当たりから痛みも徐々に軽くなり、だいぶ良くなってきました。
人間の体って、ほんとうに不思議ですね。
>私は主治医と相性があまり良くないようで、思ったことも聞けずに悶々とした診察を受ける事が多いのです…
そうですか。
相性ってありますよね。
私は乳腺主治医には、気兼ねなく何でもスラスラ話せるし、先生もキビキビと答えてくださって、とてもいいコミュニケーションができていると思うのですが、不思議と、婦人科主治医には言葉がスラスラ出てこないのです。
会話のリズムっていうのかなー、なんか、リズムが合わないって感じなのです。
ところで、ホルモン治療の副作用の関節痛は少しは軽くなりましたか?
症状が軽くなるっていうよりも、体が慣れてくるってことですけど。
少しは慣れてきて、少しでも楽に過ごせる方法がみつかるといいですね。
今年もよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
年末に発熱して体調を崩していたので、ご挨拶が遅くなりました。
治療方法について、納得できる答えを聞くことができてよかったですね。
それと私もホルモン治療の注射で偽閉経状態にしなければいけないことに納得がいかず、散々悩み、注射を受けるストレスの方が増したので、注射を打つ初回日、拒否しました。お陰で悶々としていたものが消えスッキリしました。
長坂さんのブログを読んで、自分と同じような考えの方もいるのだなと思いました。
注射打たなくても、月経こなかったり、間隔が空くようになっています。
薬の副作用も軽いホットフラッシュのみです。
長坂さんの症状がもっともっと改善するよう願っています。
●けこけこさん
こんにちは!長坂です。
遅ればせですが、今年もよろしくお願いいたします。
>それと私もホルモン治療の注射で偽閉経状態にしなければいけないことに
>納得がいかず、散々悩み、注射を受けるストレスの方が増したので、
>注射を打つ初回日、拒否しました。お陰で悶々としていたものが消えスッキリしました。
けこけこさんもそうなんですね。
わー-、同じように考えて、注射を拒否されている方がいて頼もしいです。
ホルモン受容が陽性の場合、ほとんどの方が、
注射で偽閉経状態にするホルモン治療を受けておられますよね。
なので、私たちのように注射拒否している患者はごくごく少数派みたいです。
注射で無理矢理、偽閉経状態にして、
ツライ副作用に耐えたら、再発・転移を確実に防げるという
明確なエビデンス(根拠)、説得力のある数値は少ないと
私は思うわけなんです。
けこけこさんもきっとそうお考えになったんですよね。
嬉しいなあ。
お互いにガンバリマショウ!!(*^_^*)
長坂さんこんばんは。
>注射で無理矢理、偽閉経状態にして、
ツライ副作用に耐えたら、再発・転移を確実に防げるという
明確なエビデンス(根拠)、説得力のある数値は少ないと
私は思うわけなんです。
そうですよね。私もたとえホルモン受容が陽性が高くても、何故、正常に働いている物を老化させなきゃいけないのかが疑問で、納得がいきませんでした。
ガンは、免疫力UPや細胞の活性化が重要なのに、逆のことをするのかなと・・・。
一時的に偽閉経状態にして、再発や転移の可能性を低める治療方法も理解はできたのですが、やはり
自分の考え方と合わなかったのでやめました。
シロウト考えですがね。自分の事なので、納得せず「イヤだイヤだ」と思いながら治療する方が身体にもよくないと。
本当に同じような考えで注射拒否されている長坂さんの存在心強いです。頑張りすぎない程度に頑張って、乗り切りましょうね~。