乳がん診療ガイドライン2013で閉経後のアロマターゼ阻害薬の有効性を見てみたら推奨グレードAだった

日本乳癌学会が発行する「乳がん診療ガイドライン」が2年ぶりに更新されたらしい。

(参考: 日本乳癌学会ホームページ http://www.jbcs.gr.jp/index.html )

本来は医師・医療従事者が見るものなんだろうけど、

インターネット・ホームページという便利なもののおかげで、

私たち一般患者も見ることができるようになりました。

乳癌診療ガイドライン2013」の書籍もネットで買えちゃう。

けど、ちょっと高い。(^^;)

治療編 5,250円

疫学・診断編 4,200円

なので、ネットで見られるところを見てました。

乳癌診療ガイドライン-日本乳癌学会-のページ

http://jbcs.gr.jp/guidline/

 

私自身の気になる点は、いま自分が飲んでるアロマターゼ阻害薬のこと。

『 乳がん手術後すぐの5年間、抗エストロゲン薬のフェアストンの服用をした。

おかげさまで再発・転移は免れている。

術後5年経ったところで、偶然に卵巣嚢腫がひどくなったので卵巣と子宮を全摘した。

卵巣を摘出したので閉経状態になった。

乳がん術後6年目からは、アロマターゼ阻害薬のフェマーラを服用している。

再発・転移のリスク軽減に寄与できると聞いているが、

このまま継続服用してて効果あるの?

おすすめ度合いが低いんだったら、関節痛の副作用もあるし、

薬代もバカにならないのでヤメタイ気持ちもあるんだけど・・・・どうよ?』

ってこと。

そーしたらClinicalQuestionに、ピッタシのがありました。

【閉経後ホルモン受容体陽性乳癌の術後内分泌療法としてアロマターゼ阻害薬は勧められるか】

「アロマターゼ阻害薬の5年投与は強く勧められる。」の推奨グレードは「A」で「強く勧められる」んだそうです。

そーですか、強く勧められるのですね。

なるほど。

主治医もそう言ってました。

やっぱ、そうなんだ。

じゃあ、まだあと4年飲み続けた方がいいんだな。

信頼申しあげている主治医のことは信じているけど、

もしガイドラインで信頼度が若干でも低いって書かれてたら、

アロマターゼ阻害薬の服用を中止する理由になるかなあって期待していた自分がいます。(^^;)

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話はまったく変わりますが、

最近、うちの近所に大きな空地ができました。

20131004_shinjuku1

かなり広大な土地が空地になったので、ず~~っと向こうまで見渡せます。

そーしたら、新宿の高層ビルがよく見えるの。

 

一番右の大きく見える高いビルは、初台のオペラシティ。

その横の、高さがちょっとずつ違う3連ビルは、新宿パークタワー。

一番左の黄色いライトがついてるツインが、東京都庁。

20131004_shinjuku2

こういうのが生で見えちゃうって、都会だね~。(^_^)

最近、引越し願望が強くなってきて、

海が見えるところに住みたいって思う今日この頃です。

 

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「乳がん診療ガイドライン2013で閉経後のアロマターゼ阻害薬の有効性を見てみたら推奨グレードAだった」への4件のフィードバック

  1. 長坂さま
    はじめまして。ちゃつぼ と申します。いつも、楽しく読ませていただいています。フルコースの治療、術後1年半でやっとホルモン治療だけになりました。
    化学療法で生理がとまり、閉経かどうかわからないのでフェアストンを約1年間飲んでいました。2度の血液検査で閉経状態と認められるとのことで、1週間前からフェマーラに変更になりました。
    「フェアストンはキャリーオーバー効果が確認されているけれど、フェマーラはまだその効果はデータがでていない」、けれども「閉経後ホルモン治療としてはフェアストンよりフェマーラの方が効果が大きい」「術後2-3年の再発リスクの高い時期に効果の大きいフェマーラを使うことは意味がある」という説明が変更時にありました。
    「(フェマーラと会わない場合に?フェマーラ服用5年後に?)またフェアストンにもどしてもいいし・・・」という言葉も。
    私もきっとホルモン治療は10年なのでしょう。
    変更したフェマーラですが、フェアストンと異なる副作用はあまり感じていません。これからかもしれませんね、あまり強い副作用でないといいなぁと思います。
    長坂さんはフェアストンのキャリーオーバー効果の上にフェマーラの効果が期待できますね。
    一緒にがんばりましょう!

  2. ●ちゃつぼさん
    こんにちは!はじめまして、長坂です。
     
    >いつも、楽しく読ませていただいています。
    どうも、ありがとうございます!(*^_^*)
     
    >化学療法で生理がとまり、閉経かどうかわからないのでフェアストンを約1年間飲んでいました。
    >2度の血液検査で閉経状態と認められるとのことで、1週間前からフェマーラに変更になりました。
    服用していた期間は違いますが、
    フェアストン⇒フェマーラという流れが同じなのですね。
     
    >「フェアストンはキャリーオーバー効果が確認されているけれど、フェマーラはまだその効果はデータがでていない」
    >けれども「閉経後ホルモン治療としてはフェアストンよりフェマーラの方が効果が大きい」
    >「術後2-3年の再発リスクの高い時期に効果の大きいフェマーラを使うことは意味がある」
    >という説明が変更時にありました。

    >「(フェマーラと会わない場合に?フェマーラ服用5年後に?)またフェアストンにもどしてもいいし・・・」という言葉も。
     
     
    おー、ちゃつぼさん、何か専門的っぽくて凄い。(^_^)
    「閉経後ホルモン治療としてはフェアストンよりフェマーラの方が効果が大きい」
    という点は、主治医から説明があったのでわかりますが、
    「キャリーオーバー効果」という言葉は初めて聞きました。
    初めて聞く言葉に出会って、なんかドキドキしました。(^_^)
    早速調べてみます。
     
    >変更したフェマーラですが、フェアストンと異なる副作用はあまり感じていません。
    >これからかもしれませんね、あまり強い副作用でないといいなぁと思います。
    私の場合は、お薬を変えて2~3週間経った頃から、ホットフラッシュと関節痛の副作用が出始めました。
    お薬を変えて1ヶ月経ってもあまり変化がないようなら、副作用スルーだと思いますので、あと2~3週間かわりがないといいですね
     
    >一緒にがんばりましょう!
    はい、ありがとうございます!!!
    これからもよろしくお願いいたします。(*^_^*)

  3. こんにちわ♪
    エストロゲン阻害剤→アロマターゼ阻害剤へのスイッチ、ホルモン治療を受ける私たちの気になるところですね!
    先日、「ザンクトガレン2013」の患者向け勉強会に出席してきました。そこでも、閉経後の患者に対してアロマターゼ阻害剤のほうが再発率が少ないと確認されていました。
    そしてエストロゲン阻害剤を5年服用して閉経が確認されたらアロマターゼ阻害剤に移行したほうが再発率が低くなると考えている専門医が多い。という結果も報告されていました。
    で、薬が体に残って影響を及ぼす期間が2-3年であると、説明をしてくださった先生が言っておられました。つまり5年服用して止めても2-3年は効果があるのではないか・・・。
    私はノルバを服用し始めたのが2009年の3月で、半年して副作用とポリープによって2010年1月からフェアストンに変更して4年。先日、主治医とそのことを話したらフェアストンを5年飲みましょう!という回答。2014年一杯か・・・。かなり不服そうなわたしに「そう、きっちり期間を考えなくても」と、言っていましたが私はアロマターゼ阻害剤に移行するのは副作用が気になって、積極的になれません。
    でも最近、フェアストンの影響で子宮内膜が厚くなってきています。今度は体癌の心配!もう、やんなってきちゃう~。そんなこともあって長くフェアストンを服用することも気になり、かといってアロマターゼ阻害剤も怖いような!
    因みに私は、ホルモンは閉経値ですが、主治医の判断でフェアストンを続けています。
    あーーー、悩みばかりの私たちですね!

  4. ★jasminさん
    こんにちは!長坂です。
    コメント、ありがとうございます。(*^_^*)
     
    >先日、「ザンクトガレン2013」の患者向け勉強会に出席してきました。そこでも、閉経後の患者に対してアロマターゼ阻害剤のほうが再発率が少ないと確認されていました。
    >そしてエストロゲン阻害剤を5年服用して閉経が確認されたらアロマターゼ阻害剤に移行したほうが再発率が低くなると考えている専門医が多い。という結果も報告されていました。
     
    おーー、患者向け勉強会。凄い!
    やっぱ、そうなんだよね。
    アロマターゼ阻害薬の再発・転移抑制効果は認められるんですよね。
     
    ところで、そういう患者向けの勉強会があるってことは、どうやって知るんですか?
    誰に聞いたの?
    病院?
     
    >で、薬が体に残って影響を及ぼす期間が2-3年であると、説明をしてくださった先生が言っておられました。つまり5年服用して止めても2-3年は効果があるのではないか・・・。
     
    そう、それをキャリーオーバー効果って言うんですってね。
    「ちゃつぼ」さんのコメントで、ホルモン治療薬でそういう効果があることをはじめてしりました。
     
     
    >あーーー、悩みばかりの私たちですね!
    悩みのポイントは、副作用ですよね。
    フェアストンは、たぶん、副作用が少ないほうだと思うけど、それでも婦人科系に影響あるしね~。
    わたしはフェアストン服用中に、子宮筋腫と卵巣嚢腫がひどくなって全摘することになっちゃたしね。

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