リンパ節を切除した右腕とのつきあい方

家族や親しい友だちへ

リンパ節を切除した側の右腕は、
外見からは分からないのですが、失ってしまったものがあり
 
それは、どんなに頑張っても、祈っても、リハビリでも補えないので、
ずっと自分で注意して、右腕と仲良くつきあっていかなければいけません。

   
もし、ワタシが、以下に書いたことを忘れていたり、
調子にのって守っていなかったら、ぜひ注意してくださいね。
よろしくお願いします!
 
 
 
【9月末ぐらいまで特に気をつけること】
患部に強い衝撃を受けないようにする。(人ごみでぶつかるなど)

・睡眠時には枕などを使用して、手術した側の腕を身体より高い位置に置くようにする。

・車や自転車の運転は、腕が十分に動くようになってから。

・職場復帰は、医師と相談してから決める。

・スポーツは、医師と相談してから始める。
 
 
 
【感染予防】
・リンパ節を切除した側の腕は、感染に対して非常に弱くなっているので、擦り傷・切り傷・虫さされ・やけどなどに注意する。

・傷を受けた場合は、十分に消毒を行い水仕事を避ける。

・爪、ささくれをしないように注意する。

・脇の毛を剃るときは電気シェイバーを使用するなどして、傷を作らないようにする。

・強い洗剤を使用するときや土いじりをする時には、手袋を使用する。

・発赤、腫れ、ひどいむくみが出てきたり、傷が化膿したときには、すぐに外来を受診する。
 
 
 
【腕のむくみ予防】
注射、採血、血圧測定は、手術した腕では行わない

・指先から腕の付け根へ向けてのマッサージを適宜行う。

日焼けをしない。外出するときには、できるだけ長袖の衣服を着たり、日傘をさすなどして、手術した側の腕に直射日光が当たらないようにする。

・手術した側の腕で、重いものを持たない

・手首、指先などを締めつけない。袖口にゆとりにある服を選ぶ。
 
 

まっ、あれだ、「右腕だけは女王様」ってことですね。
 
  
運動機能を元に戻すのだけでも精一杯なのに、
注意することがいっぱいあって、ウンザリだし、
注意し忘れちゃったらどうしようと心配もありますが、

必要だから備わっていた身体の機能を切除したわけだから、
これぐらい注意して、配慮するのは仕方ないですね。
 
 
気をつけて、右腕とは上手につきあっていきたいでーす。
 
 
>パパ、凛ちゃん、トコちゃん
 7月に一緒にボーリングしたでしょ。
 あれが、ワタシが右腕で投げれた最後のボーリングになっちゃったみたいです。
 あのプロの球筋(笑)は覚えておいてね。
 そのうち、左手で投げられるようになると思うけどね。
 
 
(引用・一部転載:慶應でもらったテキスト)

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